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中央研究所

蛋白薬理研究室

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  • 機能性タンパク質の薬効薬理、安全性、薬物動態評価
  • タンパク質の未知なる機能の追究

私たちの研究室は、試験管レベルや動物を用いた研究により、未利用の血漿タンパク質成分や既存製剤を対象に新たな薬理作用の発見やその作用メカニズムの解明に取り組んでいます。

既存製剤の中でも、ヒト免疫グロブリン製剤は、免疫グロブリンが有する多様な薬理作用から自己免疫疾患などに対する複数の適応を取得しています。私たちは、免疫グロブリン製剤をはじめとした既存製剤のライフサイクルマネジメント研究の経験と、創薬テーマを進める中で導入される新規技術を融合することで研究基盤を高め、血漿タンパク質の未知の機能を明らかにすることを目指しています。
そして、私たちの研究のゴールは、病気に苦しむ患者さんを助けるために、医薬品としての新たな役割を血漿タンパク質に与えることです。

また、医薬品の開発において、期待する効力、あるいは安全性を確保するためには、動態・安全性研究は欠かせません。蛋白薬理研究室では、薬効薬理研究に加えて、薬物動態・安全性研究も行っています。

これらの研究を進める上で、現在の科学レベルでは、実験動物を用いた検証は必要不可欠なものであると考えます。私たちは、医薬品の研究・開発が実験動物の尊い犠牲のもとに行われていることを念頭に置き、動物福祉・愛護と実験従事者の安全の観点から適正な動物実験の実施に努めております。(詳しい内容はこちらをクリック

蛋白薬理研究室での実験風景
近年の研究成果事例
近年の研究成果事例
抗がん剤誘発末梢神経障害性疼痛に対する免疫グロブリン(IVIg)作用
Tanaka J et al. Medical Research Archives Vol. 10 No.10 (2022)

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