私たちの研究室は、すべてのプロジェクトの安全性を横串で支える“扇の要”として、「製剤の守り」を担う専門ユニットです 。安全な血液製剤を医療現場へお届けし、患者さんに安心して使っていただくため、私たちは以下の2つの研究を大きな柱として推進しています。
1.ウイルス安全性評価研究 血漿分画製剤のリスクとなるウイルス等の感染性病原体に対し、安全対策研究を専門に行っています 。原料血漿の検査から製造工程での除去・不活化、出荷前の検査に至るまで、最新の技術・知見に基づいて混入リスクを正しく見積もり、製剤の安全性を評価しています。
2. 安全性薬理試験・毒性試験 製剤の安全性確保に向け、安全性薬理試験および毒性評価に係る研究を強力に推進しています 。毒性データや副反応のデータに基づき、製剤が十分な品質を備えているかを客観的かつ科学的に評価します 。これらの試験は、製剤の安全性を担保し、医療現場における信頼性を確立するために不可欠なプロセスです。
私たちは、この2つの柱を中心とした「評価研究」に加え、製造時のトラブルや条件変更が安全性に及ぼす影響を検証する「技術支援」にも注力しています。自らのデータが患者さんの命を守るという誇りを持ち、研究成果の積極的な発信を通じて、公衆衛生とレギュレトリーサイエンス(*)の発展に貢献していきます。
*; 品質、有効性及び安全性を科学的知見に基づき適正かつ迅速に予測、 評価及び判断することに関する科学