止血の仕組みとVWFの役割は

止血には、血小板が中心となって傷口をふさぐ一次止血と、凝固因子と呼ばれる複数のタンパク質が働いて強固な血栓をつくる二次止血の二段階のステップが存在します。VWFは、このうち一次止血に関わります。
VWFは、傷ついた血管と血小板を結びつける橋渡し役として働くことで、止血に貢献しています。また、凝固因子のひとつである第Ⅷ因子を血液中で保護する役割も果たしています。

止血の仕組み1)

  • 止血の仕組み:血小板が集まる

    血管が傷つくと血小板が集まってきます。

  • 止血の仕組み:血管壁に粘着

    血小板は接着しやすい形に変わり血管壁に粘着します。

  • 止血の仕組み:一次止血

    血小板が集まり塊をつくります。(一次止血)

  • 止血の仕組み:二次止血

    固まった血小板の周りをフィブリンというタンパク質が固めてはがれにくくします。(二次止血)

VWFの役割2)

VWFの役割:血液中で第Ⅷ因子を保護し、傷ついた血管と血小板を橋渡し
1)齋藤英彦:血栓止血誌, 2007:18(6), 550-554
2)Seidizadeh O et al.:Nat Rev Dis Primers, 2024:10(1), 51