川崎病

免疫グロブリン療法を受ける患者さんと保護者の方へ

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川崎病とは?

日本では、一年間に
1万5千人くらいのお子さんが発病しています。

  • 川崎富作博士がこの病気を見つけたので世界的に『川崎病』と呼ばれています。一時小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群とも言われていました。
  • 全身の血管に炎症が起こります。
  • この病気の原因はよくわかっていません。
  • おもな症状は、数日以内に出そろってきます。
  • 適切な治療を行えば多くの患者さんは解熱し、元の日常生活ができるようになりますが、時に心臓に後遺症が残る場合があります。

男児が女児よりも1.3倍程度多く発病しています。地域的な流行がみられたり、兄弟あるいは姉妹で同じ時期(多くは10日以内)に間をおいて発病することがありますが(1-2%程度)、人から人へうつる病気とは考えられていません。

急な発熱ではじまることが多く、6つの主要な症状のうち5つ以上、または4つに加えて冠動脈病変が確認された場合に『川崎病』と診断されます(4つ以下の症状で冠動脈病変がない場合や3つ以下の症状で診断される不全型も20%程度あります)。

監修:福岡市立病院機構福岡市立こども病院
名誉院長 原 寿郎先生