血液からお薬ができるまで

日本赤十字社Japanese Red Cross Society

  • 01献血

    献血には2種類あり、血液中のすべての成分を採血する全血献血と、血漿など特定の成分だけを採血する成分献血があります。

  • イラスト:献血
  • 02赤血球と けっ 漿しょう を分離

    全血献血による血液の場合、遠心機や分離装置などを使って赤血球と血漿に分けられます。

  • イラスト:赤血球と血漿を分離
  • 03しっかり検査

    血液の安全性をチェックするために、血液型の検査や感染症の検査などを行い、合格した血液だけが使われます。

  • イラスト:しっかり検査

日本血液製剤機構Japan Blood Products Organization

  • 04成分を取り出す

    大量の血漿をタンクに入れて「エタノール分画法」という方法で、薬に使う成分を取り出します。

  • イラスト:成分を取り出す
  • 05細菌・ウイルス退治

    加熱処理やフィルター処理などさまざまな方法を用いて、細菌やウイルスをやっつけ、不純物を取り除きます。

  • イラスト:細菌・ウイルス退治
  • 06瓶に詰める

    できあがった製品は、無菌状態のクリーンルームで専用の瓶に詰められます。

  • イラスト:瓶に詰める
  • 07最終検査・試験

    必要な成分がちゃんと入っているかを検査したり、品質や安全性をチェックするさまざまなテストを行います。

  • イラスト:最終検査・試験
  • 08完成

    最終試験で合格した製品だけが、お薬として病院などに届けられます。

  • イラスト:完成