抗D人免疫グロブリン「JB」の安全対策は?
抗D人免疫グロブリン「JB」は、人の血液の一部である「血漿」から作られていますので、人血液を原料としていることによるウイルスなどの感染のリスクを完全に否定することはできません。
そのため、このお薬を作る時は、安全性を高める様々な対策を施しています。

採血時

供血者が肝炎やエイズなどの感染症にかかっていないか医師が問診を行います。採血した血液を検査して、肝炎ウイルスなどが入っていないかを確認します。

製造段階(液状加熱処理)

液体の状態で60℃、10時間加熱して、ウイルスを不活化します。

製造段階(ウイルス除去膜)

非常に細かい目のフィルターを用いてウイルスを除去します。

確認試験

できあがった製品に肝炎やエイズなどのウイルスが入っていないことを確認します。なお、現在までにこのお薬の注射によるウイルス感染は確認されていません。