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図3■在院日数の変化高度急性期・急性期医療への機能特化への取り組みと職員の意識改革で、在院日数を大きく短縮することができた。(図3)。機能分化が形を成してきたことが診療密ホスピタルビュー2019.9Vol.39院長に就任するにあたり、「経営のプロでもない医者が院長をやる利点とは何だろう」と、ずっと考えていたという金岡先生。見出した答えは、“現場を知っていること”でした。「それならば、現場に近い院長であり続けよう。マネジメントだけ行う院長には絶対にならない」と、金岡先生は決意したそうです。改革は外部コンサルタントの支援を得ながらも、現場の意見や反応を必ず聞いて度の高い医療提供へとつながり、2018年からはDPC特進めていきました。当初、職員の間には変化への強い抵定病院群に復帰を果たすこともできました。抗もありましたが、時には“それは違う”と厳しく方針を高度急性期・急性期に特化した病院として、足場が貫き、時には現場に共感して変更を行う姿勢に、率直な固まりつつある同院。金岡先生が打ち出す次の一手意見と大きな協力を得ることができました。「よい人材にが、入退院センターの開設です。PFM(PatientFlow恵まれていることが、当院の一番の自慢」と笑顔で話すManagement)は、地域でシームレスな医療を行うた金岡先生ですが、「改革は緒に就いたばかり。地域の求めに、急性期病院では不可欠な取り組みです。これまでめる医療を提供できるよう、これからも現場の声を代表退院調整チームの立ち上げや術前看護センターの設置する院長として、職員と一緒に進んでいく」と、改革へなど、同院でも着々と準備を進めてきましたが、10月にの意欲は揺るぎません。いよいよスタートを迎えます。力強いリーダーのもとに職員が団結して邁進するまた、地域医療連携をサポートする新たなネットワー大垣市民病院は、高度急性期・急性期医療を担う病院とクの構築も始まっています。連携の強化とともに転院して地域医療構想の実現に貢献していきます。件数が増加しているため、双方の業務の効率化と円滑な転院を目指し、“西濃医療ネットワーク(SEINOMEDICALNETWORK:SMN)”を立ち上げました。これは、各連携先病院が毎朝受け入れ可能なベッド数をアップすることで、一目で適切な転院先が選定できるシステムです。今後、登録患者2万人以上の医療情報を共有するOMNet(OGAKIMEDICALNET)とのリンクによって、より活用性の高いネットワークへと開発を進めていきます。大垣市民病院所在地/岐阜県大垣市南頬町4丁目86番地病床数/903床企画・発行BA-XKS-408A-2019年9月作成審J1908113