抗D人免疫グロブリン製剤の効果は?

人間は、自分の体に自分以外のもの(異物)が入ってくると、異物を排除するための「抗体」を作る機能を持っています。

Rh式血液型不適合妊娠では、妊娠中や出産時にRh(-)のお母さんの血液中にRh(+)の赤ちゃんの血液(赤血球)が入った場合も同じことが起こり、D因子に対する抗体(抗D抗体)が作られます。

次に妊娠した時、抗D抗体は胎盤を通って赤ちゃんの血液に入り、D因子のある赤ちゃんの赤血球を壊してしまいますので、赤ちゃんが貧血や黄疸などの症状を起こす可能性があります。

抗D人免疫グロブリン製剤は、適切な時期にお母さんに注射することで、お母さんの血液に入った赤ちゃんの赤血球を排除する作用があります。

赤ちゃんの赤血球がなくなるためお母さんに抗D抗体は作られませんので、次回もRh(+)の赤ちゃんを安全に妊娠・出産することができます。

Rh式血液型不適合妊娠における
抗D人免疫グロブリン製剤の作用

抗D人免疫グロブリン製剤の作用1

お母さんに抗D人
免疫グロブリン製
剤を注射すると…

妊娠中や出産時にRh(+)の赤ちゃんの血液(赤血球)がお母さんの血液に入ることがあります。

抗D人免疫グロブリン製剤の作用2

抗D人免疫グロブリン製剤を注射すると、お母さんの血液中の赤ちゃんの赤血球は製剤とくっつき、体から排除されます。

抗D人免疫グロブリン製剤の作用3

赤ちゃんの赤血球がなくなるので、お母さんに抗D抗体は作られません。

抗D人免疫グロブリン製剤の作用4

次回もRh(+)の赤ちゃんを安全に妊娠・出産できます。